【福岡市博多区近郊】”竹”という素材の無限の可能性を引き出す野生のアイディア募集中!「第1回 竹ありきのチャレンジコンペ2025」
小さな竹活用プロジェクトを触媒とした大きな都市変化を目標に、建築、デザイン、アートを横断する九州大学芸術工学部の学生主体の集団「BIG BAM BOO」。
2024年11月、西鉄大牟田線 桜並木駅前の「桜並木駅ひろばあもうれ」で開催されたワークショップや、
2025年3月に福岡市植物園で開催された「花の祭典(Fukuoka Flower Show Pre-Event)」で、メインステージの一つを設計するなど、竹と親しむアクティビティを提供して、都市住民を巻き込みながら竹に関心を持つきっかけづくりに貢献されています。
九州大学芸術工学部発のBIGBAMBOO PROJECTSが企画運営する、”竹”という素材の可能性を自由な発想で探る国際コンペが開催されています。
第1回 竹ありきのチャレンジコンペ2025
テーマは、あえて“完成図から逆算しない”思考。
人類学者クロード・レヴィ=ストロースが提唱した「野生の思考」という考え方から、冷蔵庫にある食材からありあわせでつくる名もなき料理のよう、柔らかで直感的な創作のスタイルで、”竹”という素材の無限の可能性を引き出すコンペとなっています。

画像提供:BIGBAMBOO PROJECTS
注目するのは、那珂川市に群生する「竹」。
かつて日本の暮らしに欠かせなかった竹も、いまは活用の道が少なくなり、年々問題となっている放置竹林や竹林被害が課題となっています。このコンペでは、そんな竹を起点に、建築・デザイン・アートなど多様な視点から新たな提案を募ります。
応募作品の中から選ばれた最優秀提案は、実際に福岡県那珂川市内でパビリオンとして建設され、秋に行われる「竹の里フェスタ」や「裂田溝ライトアップ」(来場者約4,000人)の場で披露されます。

画像提供:BIGBAMBOO PROJECTS
竹の里フェスタ2025 in 那珂川(ミリカローデン那珂川屋外ラボデッキ)および裂田溝ライトアップ(裂田溝公園内・裂田溝沿い)に展示する竹のパビリオン空間
【応募資格】不問(個人、グループや年齢は問いません)
【提出物】A3サイズ PDFデータ1枚
・A3サイズ(297mm × 420mm)片面ヨコ使い
・PDFのファイルサイズは5MB以内としてください
【応募締切】2025年9月7日(日)
【審査基準】
① 有り合わせの素材※で工夫すること
② 子供達がその場で簡単に参加できる仕掛けが含まれていること さらに製作過程に子どもたちが関わるプログラムを計画しても良い
③ 縦3m×横3m×高さ2m以内に収まること。
ただし10月26日~11月15日の期間中、必要に応じて一時的に分解し、普通車での移設及び倉庫(縦150cm×横200cm×高さ180cm)に格納可能なもの
※有り合わせの素材:別表1参照 +α 解体後まで含めたサーキュラーデザイン
※同一作品の他設計競技との二重応募は失格となります
【スケジュール】
9月7日 作品提出締切
9月15日 一次審査結果発表
9月22日 公開2次審査(14:00-16:00 JST オンライン)
表彰式 ↓ 実装に向け、提案者とともに準備
10月26日 竹の里フェスタ2025 in 那珂川(ミリカローデン那珂川屋外ラボデッキ)
11月15日 裂田溝ライトアップ(裂田溝公園内・裂田神社北田畑)
11月16日 解体
設計者は現地に招かれ、運営チームと共に実制作にも関わるという、アイデアを「形にする」またとない機会。環境問題や地域資源の再活用が注目されるいま、身近な素材を見つめ直し、未来の風景を描くコンペ。
締め切りまであと5日!興味を持たれた方はぜひ応募してくださいね。
☆BIGBAMBOO PROJECTS 中西様、情報提供ありがとうございます。

BIGBAMBOO PROJECTSの作品(3月25日撮影)