【福岡市博多区】キッザニア福岡の「本格サービスエンジニア体験」レポート。プロ仕様の道具を使ってネジ締め、測定に子どもたちは真剣！

三井ショッピングパーク ららぽーと福岡（以下、ららぽーと福岡）にある「キッザニア福岡」の「KidZania Terminal B」にて、2025年11月22日（土）・23日（日・祝）に「サービスエンジニア体験」が開催されました。

未来の地域を担う！アクセラレーター企業と共催「サービスエンジニア体験」

キッザニア福岡では、地域の未来を担うこども達の健全育成及び生きる力の醸成を支援し、キッザニアの外で青少年の夢を応援していただいている「アクセラレーター企業」の皆様と一緒に、様々な活動を行っています。

今回実施された「KidZania Terminal B 」でのイベントも、その活動の一つです。

今回の主催企業は、「株式会社 筑豊製作所」です。同社は来年（2026年）に創立80周年を迎える老舗企業で、エンジン、建機・クレーン、産業用機械を中心に、修理・メンテナンス、販売、開発まで幅広く手がけていらっしゃいます。

実際の工具を用いた4つのコーナーからなる「サービスエンジニア体験」。プロのサービスエンジニアの指導のもと、子どもたちが実際に工具を使います。今回は、筆者のこどもが代表して挑戦しましたので、レポートをお伝えします。

初めて触れる工具を使って挑戦！プロの指導のもと挑む4つの実践コーナーを徹底レポート

まず筆者の子どもが挑戦したのが、ネジ締め体験。
見たことのないデジタルトルクレンチや専門的な説明に最初は戸惑ったようですが、エンジニアの方と一緒にネジ締めに挑戦。

大きなネジを締める作業は、想像以上に力が必要なようで、真剣な表情に変わっていきました。ネジが大きくなるにつれてかなりの力が必要なようです。「うぐぐぐっ…。」と少し顔を赤くしながら頑張っていましたよ。

他に参加していた子どもさんの中には、上手くネジを締められず、思わず親御さんが代わりに挑戦する姿も見られました。この体験から、力だけでなく、正確な作業が求められるサービスエンジニアの仕事の一端を感じることができました。

次に、「KY（危険予知）クイズ」に挑戦しました。子ども達は、スクリーンに映し出された様々なシーンを見て、学校内や生活の中にある危険予知（KY）について真剣に考え、クイズに答えていきました。

この危険予知は、プロのエンジニアの現場で作業する前に必ず実施しているそうです。安全を守る知識も不可欠なんですね。

3つ目に、物の外径、内径、深さ、段差などを測定できる測定工具「ノギス」を使った体験です。コップの口径やボルトの長さなどを計測することに挑戦しました。

エンジニアさんの説明に真剣な眼差しの子ども達。普段使い慣れた定規とは違い、ノギスでミリ単位の正確さを求められる作業は勝手が違ったようで、プロの仕事の難しさを肌で感じ取っているようでした。

最後に、工業用スコープを使ったパイプ内部の点検を体験しました。
サービスエンジニアが実際に使用する専用スコープを操作して、子どもたちはパイプの中に隠されたモノを見つける作業に挑みました。普段の生活では触れることのない専門的な道具に興味津々でした。

子どもたちが作業に集中するブースの近くには、プロ仕様の工具が展示されていました。ものすごい数のソケットや、様々な用途に使われる見たことのない専門道具の数々に圧倒されます。

整然と並ぶ無数の工具に、大人も子どももつい熱心に見入ってしまいました。

4つのコーナーを体験し、「ちくまるくんシール」をもらった子ども達。ちくまるくんのシールだけでもかわいいのですが、さらに、「ちくまるくんミラー」と「ライト付きホイッスル」もプレゼントされ大喜び！遊びながらもプロの仕事の難しさや重要性を学べる、キッザニアならではの充実した体験となりました。

株式会社 筑豊製作所の平岡さんに話を伺うと、「今回の体験を通じて、普段中々見ない、触れる機会がない道具を触るという経験自体が子どもたちの好奇心を高めたのではないかと思います。今日、実際に体験したことが、将来、機械好きに、そして私たちと一緒に仕事をしてみたい！というふうに繋がってくれたら嬉しいです。」と、イベントに込めた熱い想いを語ってくれました。

「KidZania Terminal B」は、キッザニアのオリジナルカードゲームや知育玩具を体験できるワークショップスペースも併設されています。今回のような本格的な職業体験以外にも、定期的に様々なワークショップを開催しています。
今後の詳しいイベント情報などは、キッザニア福岡の公式サイトなどでご確認ください。

☆キッザニア福岡様、筑豊製作所様、取材協力ありがとうございます。

KidZania Terminal Bはこのあたり