【福岡市博多区】博多・神屋町で長年愛された老舗の甘納豆店「兜屋」の味を受け継がれる「博多甘納豆かぶとや」へ行ってきました。
福岡市地下鉄 中洲川端駅から徒歩約5分。下町の風情が色濃く残る須崎町にある、お店を紹介します。
博多・神屋町で長年愛された老舗の甘納豆店「兜屋」の味を継承した「博多甘納豆かぶとや」
「博多甘納豆かぶとや」は、石村萬盛堂 本店から一本入ったところにあります。

店内に入ると、木の温もりを感じるテーブルやアンティーク家具が並び、落ち着いた空間が広がっています。

「博多甘納豆かぶとや」の三池さんは、神屋町で地元の方に愛されてきた「兜屋」の甘納豆の味に感銘を受けたそうです。その後、廃業されるとの知らせを受けた際、その味を後世に残したいと決意。
ご主人と先代のお嬢さんが同級生で、さらに先代の奥様がご主人の理髪店のお客様だったというご縁もあり、兜屋で修行を積まれたのち、2024年7月に「博多甘納豆かぶとや」をオープンされました。
伝統の味をそのままに!手間暇かけて作られた「甘納豆」
店頭には、三池さんが先代から受け継いだ甘納豆が並びます。「兜屋」と同じく、すべて国産の素材を使い、いくつもの工程を丁寧に重ねながら、4〜5日かけて作られています。
筆者が伺ったときは、「白花豆」「大納言」「金時」「きなこ」の4種類がありました。

甘納豆の中でも人気の「白花豆」は、軟らかく煮た北海道産の白花豆を蜜に数日漬け込んで仕上げた大粒の甘納豆です。上品な味わいとサクッとする砂糖の食感がたまらないおいしさです!

「大納言」と「金時」は、口の中に入れた瞬間、溶ける食感とサクッとする砂糖の食感、そして噛めば噛むほどに引き立つやさしい甘さがたまりません!無意識に何個も食べてしまうおいしさです。
博多甘納豆かぶとやオリジナルの「きなこ(大納言+きなこ)」は、きなこの豊かな香りが口いっぱいに広がる甘さ控えめな甘納豆です。

ギフトボックスもありますので、ちょっとしたプレゼントや大切な方への贈り物にも喜ばれそうですね。

甘納豆はすべて手作りですので、数量に限りがございます。種類によってはすぐに売り切れてしまうものもありますので、店頭またはお電話でのご予約がおすすめです。
焼き印が◎。ほんのり甘くて、モチモチの食感が癖になる人気の「かぶと焼」
「兜屋」からのお客様から要望が多くあった「かぶと焼(回転焼き)」も人気です。
独自の配合でブレンドした粉に大納言の豆蜜を加えた生地は出来立ては皮はふっくら。ほんのり甘くて、モチモチな食感が癖になります。かぶとの焼き印がかわいい!

「博多甘納豆かぶとや」ではイートインも可能なので、「くろあん」と「しろあん」をいただきました。どちらも一口食べた瞬間、思わず「おいしい!」と声が出てしまうほど。豆の粒感をしっかり感じるしっとりとした餡は、一度食べたらやみつきになりますよ。

かぶと焼は13時頃からの販売となっています。5個以上ご購入の場合は、お電話でのご予約をおすすめいたします。
ほっこりするおいしさ!「甘納豆ぜんざい」
かぶと焼以外に、筆者が気になった「甘納豆ぜんざい」もいただきました。

通常のぜんざいよりもサラッとしていますが、噛めば噛むほどに甘さが引き立つ上品な小豆と、程よい食感の手作りとうふ白玉が絶品です!

また、かぶと焼や甘納豆ぜんざいにぴったりなコーヒーや星野産のお茶など、ドリンクも充実しています。

カフェメニューを注文すると、本日の甘納豆がついてきますよ。

10時から12時までは「かぶとやモーニング」が提供されています。ちょっと遅めの朝ごはんや、ちょっと早めの昼ごはんに◎。朝食後のおやつにもぜひ。

かぶと焼など、どれもおいしいのですが、アンティーク好きの三池さんのご主人が集めたおしゃれな食器で提供されるのも魅力のひとつです。

三池さんは「今後はこの場所をギャラリースペースとして活用したり、ワークショップを開くなど、地域の交流の場になれば嬉しいです」と話してくださいました。
ひとつひとつ愛情を込め手作りされた甘納豆やかぶと焼は絶品です!先代の味を受け継ぎながら進化させている「博多甘納豆かぶとや」に足を運んでくださいね♪
☆博多甘納豆かぶとや様、お忙しい中、取材協力ありがとうございます。
博多甘納豆かぶとやはこのあたり





