【福岡市博多区】摩訶不思議な「オバケ」の世界へ。福岡アジア美術館で「おいでよ!夏の美術館vol.2 「オバケ?」展」が8月31日まで開催中!

会いたくないけど、どんな姿をしているのか?どんな表情をしているのか?会ってみたいのが「オバケ」。

摩訶不思議なオバケを見て、感じて、知って、オバケにもなれる!?2025年7月10日(木)~8月31日(日)まで、福岡アジア美術館で「おいでよ!夏の美術館vol.2 「オバケ?」展」が開催されています!

8月31日(日)まで開催中!「おいでよ!夏の美術館vol.2 「オバケ?」展」

今回で第2回目となる夏のシリーズ展「おいでよ!夏の美術館」。

今回はクリエーター22組が生み出す、絵本や漫画、アニメーション、音楽、写真などで楽しむ、”オバケ”の不思議が大集合した、まるで『史上初のオバケ?万博』を楽しみ尽くす夏の美術館となっています。

「オバケ?」展に入ると、かぎ針と毛糸で編みだされた人形のモンスターがお出迎え。

「人魚の骨」がある「龍宮寺」(福岡市博多区)の人魚伝説をきっかけに制作されたものなんだそうです。

大人は入れない、子どもだけの秘密の場所?

進むと「オバケ工場」と書かれた場所が。

こちらでは子どもさん限定で、白い布をかぶってオバケに変身できちゃうんです!
チケット売り場には、幽霊の頭についている三角の白い布に見立てた「オバケ冠」も販売されていますので、オバケ気分で会場を楽しむことができちゃいますよ。

ここはオバケ屋敷!?

オバケに変身した子どもさんを見ながら進むと…「オバケ屋敷」と書かれた薄暗い空間に古箪笥や化粧台などが。え?もしかしてオバケ屋敷??

何かいるような?いないような・・・。
筆者は奥にある井戸が気になり、近づいてみました。

一歩一歩近づくにつれて、なんだか背中がゾクゾクしてきました。そおっと井戸の中を覗いてみると・・・!!

この後はぜひ会場で確認してください。

「怖いな…。」と思いながら進むと、じろりと睨みつける巨大な絵画などが飾られています。アジア美術館に貯蔵されている作品が展示されています。

「オバケ?」展は様々な都市を巡回されていますが、アジア美術館に貯蔵されている作品が展示されているのはここだけです!

古今東西のオバケ絵本が大集合!

明るい光が差す方向へ進んでいくと、おおおっ!壁一面に沢山の絵本が並んでいます!

こちらでは「ねないこだれだ(せなけいこ 作・絵)」「おばけだじょ~(tupera tupera 作・絵)」「かいじゅうたちのいるところ(モーリス・センダック 作/じんぐうてるお 訳)」など、絵本研究の第一人者、広松由希子氏が選んだ古今東西のオバケ絵本が500冊展示されています。

一部の絵本は読むことができますので、気になる絵本や昔読んでいた絵本などを読むのも良さそう。小さな子どもさんも楽しめる絵本もあるので一緒に読んで楽しめますよ!

また、「ねないこだれだ」の貴重な原画も見ることができます。

おどろおどろしい語りに背中が凍!?「オバケ落語」

どこからともなく聞こえてくる怖い声…。世界各国のお墓がずらりと並ぶ不気味な通路を抜けたところに「オバケ落語」と書かれた張り紙を発見!

こちらでは当代きっての人気落語家・春風亭一之輔氏が、せなけいこ作・絵「ねないこだれだ」を朗読してくれます。薄暗い幕に映る春風亭一之輔氏の姿だけでも怖さを感じるのですが、おどろおどろしい語りに、大人も子どもも後悔するかもしれません。

オバケ研究員が成果を披露する「オバケ研究所」

半透明の白いカーテンに囲まれた怪しげな空間は、「オバケ研究所」

こちらでは、絵本やまんが、落語など、多彩な分野から、作家やクリエーターを研究員に迎え、研究成果が発表されています。

また、Allright Graphicsによる特別展示は、採取したおばけのサンプルが床に並べられています。
傘や洋服、顔パックなどが並べられていますが、もしかしておばけが憑いている?これってオバケが使った跡?って思いながら見ると背中がゾクゾクしてきちゃいました。

オバケ研究の第一人者で、おばけ研究員の安村敏信氏(日本美術史学者)による「日本美術におけるオバケの歴史」では、オバケと妖怪、幽霊はどう違うのか?を、縄文土器や絵巻、浮世絵に登場するオバケなどから解き明かしています。

一方でシュールで思わず「ぷっ。」と笑いたくなる堀道広氏(うるし漫画家)の貴重な原画も展示されています。

小さい子どもから大人まで人気のピンクのオバケ「バーバパパ」

柔らかそうなピンク⾊の⾝体は⾃由⾃在に姿をかえ、壁や床などあちこちに現れますよ。会場にいた小さな子どもさんが笑顔がバーバパパを追いかけていました。恐怖でカチカチになったハートが癒される嬉しいゾーンですよ。

摩訶不思議な銭湯「オバケ湯」

「オバケユ」と書かれた不思議な暖簾をくぐると、

大きな湯船にはオバケがぎっしり!オバケと一緒に子ども達も湯船に浸かって楽しんでいましたよ。ほんわかする光景なのに、大きな富士山の絵や説明はどこかが変なんですよね…。

銭湯での入浴後といえば、瓶入りの牛乳! なんですが、あれ?「オバケギュウニュウ」って何?他にもなんか変な部分が…ぜひ会場でチェックしてくださいね!

つい手に取りたくなるオバケグッズも!

展示エリアを出るとオバケのぬいぐるみやタオル、書籍などが並ぶ物販コーナーがあります。

オバケ研究所のロゴが書かれた段ボールには、「ねないこだれだ」に登場するオバケのぬいぐるみがいっぱい!

オバケユのグッズも。タオルをもって銭湯に行くのも良さそうですね♪ 

会期間中、「なかよしオバケコンサート(8月11日開催)」「TNCアナウンサーによる絵本の読み聞かせ(毎週水曜日)」「アジアのオバケ?にまつわる絵本と紙芝居の読み聞かせ(毎週火・金曜日)」が開催されています。
夏休みにどこへ出かけようかな…と考えている方、ぜひ夏休みの思い出に参加されてみてくださいね。詳しくはこちらからご確認ください。

オバケを通じて、多様なカルチャーに触れることができる。好奇心をくすぐる摩訶不思議な存在「オバケ」ワールドへ足を運んでくださいね!

☆西日本イベントサービス様、取材協力ありがとうございます。

「おいでよ!夏の美術館vol.2 「オバケ?」展」が開催されている福岡アジア美術館はこのあたり

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