【福岡市博多区】今年も見物客を魅了した「博多どんたく」。福博の街を練り歩く「博多松囃子」が十日恵比須神社へ<現地レポート>

ゴールデンウイーク期間中の福岡の風物詩といえば毎年5月3日・4日に開催される「博多どんたく港まつり(以下、博多どんたく)」。

今年(2025年)も沢山の方がパレードに参加されたり、市内各所に設置された演舞台でパフォーマンスが披露されました。

博多どんたく開催期間中、「博多松囃子(はかたまつばやし)」の三福神(福神・恵比須・大黒)の三流れと稚児流の合計四流れが市中を祝って廻っているのをご存じでしたか?

昨年(2024年)に引き続き、博多松囃子を見物しに十日恵比須神社へ行ってきました!

ゴールデンウイーク期間中の福岡の風物詩といえば毎年5月3日・4日に開催されている「博多どんたく港まつり(以下、 …

博多松囃子を見物しに十日恵比須神社へ行ってきました!

5月3日(土・祝)16時前に十日恵比須神社へ到着した筆者。境内には参拝に来られた方や博多松囃子を待つ方々がいらっしゃいました。昨年(2024年)よりもかなり増えたように感じました。

「博多松囃子」とは?
国重要無形民俗文化財に指定されている博多松囃子は、小正月(旧正月15日)の行事で、新しい年に祝福をもたらす歳神を迎える民俗行事の芸能化したものと言われています。約840年前、博多を領していた平清盛の恩義を謝すために博多の町人が始めたとされ、以来800年以上にわたって継承されている博多を代表する伝統行事です。
しばらくすると、子ども達が太鼓を叩いて言立て(いいたて)を唄いながら、十日恵比須神社の境内に入ってこられました。
博多松囃子は「福神様」「恵比須様」「大黒様」の三福神による表敬と「兒(ちご)舞」から構成され、傘鉾に先導されて御神馬に乗った三福神が拝殿前まで参進されます。

まず最初に参進されたのは、福神様。参道の左右にいる参拝者の方々に手に大きな唐うちわを振って挨拶をされていらっしゃいました。

次に、右手に釣りザオ、左わきに大ダイを抱えた、男恵比須様と、天冠をかぶり、左手に玉を抱き、右手に桧扇を持った女恵比須様が参進されました。

全国でも珍しい夫婦の恵比須様です。

最後に参進されたのは大黒様。右手に打ち出の小槌を持ち、大きな紗金袋を背負っていらっしゃいます。

振ると何でも思い通りの物が出てくるとされている打ち出の小槌。
筆者などのいる参道の方に向かって、打ち出の小槌を振っていただきました。今年(2025年)も三福神に出会えありがたい気持ちになりましたよ。

予定では三福神が表敬される前に、「博多券番」の芸妓さんによる舞の奉納が行われる予定でしたが、諸事情により16時30分過ぎから行われました。

「博多券番」は、「博多どんたく」や「はかた伝統芸能四季の舞」「博多をどり」の舞台をはじめ、正月大祭の「徒歩(かち)詣り」に参加されています。

三味線と太鼓、唄に合わせて6人の芸妓さんが踊り始めると沢山のシャッター音が境内に響き渡ります。美しい所作や姿勢、艶やかな身のこなしに目が釘付けになりました!

三福神による表敬とはまた違った雰囲気。舞の奉納が終わると拍手が鳴りやみませんでした。

パレードや演舞台でパフォーマンスもステキですが、博多どんたくの歴史を感じるのも良いものですね。

見開き限定御朱印の頒布が始まって約1年…

2025年も4月25日から頒布が始まった「見開き限定御朱印」。

福岡県庁の近く、東公園と隣接する神社「十日恵比須神社」。 福の神と称されるえびす様とだいこく様を御祭神とし、商 …

毎月、行事や季節を感じる見開き御朱印とあって人気が高まっています!

4月25日(金)から頒布されている見開き御朱印は、三福神の「恵比須流」を色鮮やかに大きく描かれています!

今年で846年目を迎え、博多どんたくのルーツである「博多松囃子」を身近で感じられる御朱印。
また、JR九州さんとコラボした特別な御朱印も頒布されています。
無くなり次第終了となりますので、ぜひいただいてくださいね(※最新情報等はInstagramでご確認ください)。

2025年の博多どんたくは終了しましたが、新緑まぶしい、十日恵比須神社へ足を運んでくださいね♪

☆十日恵比須神社様、取材協力ありがとうございます。

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